脊髄小脳変性症

脊髄と小脳ないしその連絡路が、遺伝的な変性や老化などによって進行性におかされ、歩行や手足の運動ができにくくなる病気を総称して脊髄小脳変性症と呼んでいます。小脳性ないし後索性の運動失調を主要症状としており、徐々に発病し、経過は緩除進行性です。その他の症状として錐体路兆候、錐体外路兆候、自律神経症状、末梢神経症状などを示してきます。


優性遺伝を示す病型も多いのですが、現在知られている病型には次の八種類があります。①オリーブ橋小脳萎縮症、②皮質性小脳萎縮症、③マチャド・ジョセフ病、④遺伝性オリーブ橋小脳萎縮症、⑤遺伝性皮質小脳萎縮症、⑥歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症、⑦遺伝性痙性まひ、⑧フリードライヒ運動失調症の八種類です。


運動失調とは、運動の際に目標を行き過ぎたり、目標の近くで動揺し定まりません。運動が円滑に行われず、タイミングが悪くぎこちなさがみられます。運動の変換をスムーズに行うことができません。これは立位をとったとき、前後左右の揺れ、あるいは歩行時に酒を飲んだときのようにふらふら歩きをし、転倒をおこしやすいというような現象がみられます。


下肢では、線にそって歩くこと、方向転換すること、走ること、幅跳び、ジャンプなどの動的バランスを必要とする動作ができません。上肢では、小さなスイッチを操作するような功緻動作ができにくいなどがあげられます。日常生活動作では移動、排泄、入浴の課題が困難です。また、自律神経障害を見る場合も多く、「起立性低血圧」「排尿障害」などの症状があります。



脊髄小脳変性症と漢方へ

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