生理痛

女性にとって月経はつらいのもです。わずらわしく感じたり、面倒に思うことも当然あるわけですが、特に月経痛の強い人にとってはなおさらでしょう。


月経に伴う不快な症状には、さまざまなものがあります。月経が始まる2~3日前から、「下腹部の張り、乳房の痛み」などの局所症状、「めまい、吐き気、頭痛、眠くなる」などの全身症状、「抑うつ症状やイライラする」などの精神的症状が見られます。これらは「月経前緊張症」と呼ばれています。そして月経が始まると、下腹部痛や腰痛などの局所症状、いわゆる「月経痛」が現れます。月経痛は、妊娠に備えて肥厚した子宮内膜が、はがれて体外へ排出される際に、子宮が強く収縮するために生じるものです。月経痛には個人差がありますが、痛みのために通勤や運動ができないといった激しい症状の場合は、病気が原因していることもあるので、注意しなくてはなりません。


月経痛でも特に、日常生活に差し支えるような痛みを生じるものを、「月経困難症」と呼んでいます。原因によって「原発性月経困難症」と「続発性月経困難症」に大別でき、両者は月経痛が激しくなった年代と症状の経過によって、ある程度区別ができます。


  • 原発性月経困難症
  • 子宮の発育不全を原因とするものです。未成熟な子宮は鋭角に曲がっているため、月経時にはがれた子宮内膜を排出するのが困難になります。排出を促すために、子宮はより一層収縮します。そのため、強い痛みを生じます。成人になり子宮が成熟すれば、子宮の角度が緩やかになるため、子宮内膜の排出が容易になります。原発性月経困難症は10歳代から24歳ぐらいまでの若い人に多く、子宮が成熟するにしたがって症状は軽くなりますから、痛みがあっても心配はありませんが、痛みが強い場合は、リラックスを心がけ、休学、休業するなど生活の工夫をしたり、鎮痛剤で症状を和らげます。


  • 継続性月経困難症
  • 何らかの病気を原因としたもので、安定した月経が続いた後、月経痛がひどくなり、しかも痛みが次第に強くなるのが特徴です。原因疾患で多いのは、「子宮内膜症」や、子宮内膜症の一種で、子宮の筋肉層に子宮内膜ができる「子宮線筋症」です。また、子宮の筋肉に良性の腫瘍ができる「子宮筋腫」でも月経困難になることがあります。特に、筋腫が子宮の粘膜下にできたり、巨大な筋腫がある場合に起きます。その他、感染症によって骨盤内に炎症が起こる「骨盤内炎症」、「IUD(避妊リング)の装着」、妊娠中絶のため掻爬術を行った後などに起こる「子宮頸管狭窄」が原因となることもあります。


    生理痛と漢方へ

    医薬品のご購入について