生理不順

「月経」とは、子宮の内側を覆っている内膜が、一定の周期で出血を伴いながら剥がれ落ちることをいいます。7千人以上の女性を対象に行われた、月経に関する調査で、約80%の人が当てはまる範囲を「正常範囲」とすると、月経の正常範囲は次のようになります。


  • 周期・・・25~38日
  • 持続期間・・・3~7日間
  • 経血量・・・50~250g(一回の月経につき)
  • 鎮痛薬が必要になるほどの強い痛みは伴わない。

  • 月経には個人差がありますから、一概には言えませんが、この範囲から逸脱する場合には、「月経異常」が疑われます。「月経異常」と一言でいっても、このようにさまざまな症状があるわけですが、このうち最も多く見られるのは周期の異常です。一般に、「生理不順」といわれるものも、この月経の周期の異常のことを指します。月経の周期の異常には次のようなものがあります。


  • 頻発月経・・・月経と月経の間が25日未満と短く、月に2回以上の月経が見られます。
  • 稀発月経・・・月経の間隔が39~90日と長いケースです。2~3ヶ月に1回しか月経がありません。
  • 無月経・・・18歳を過ぎても初経がない場合、また、三ヶ月以上月経が起こらなくなった場合を指します。
  • 機能性出血・・・正確には、「卵巣機能不全性出血」といい、女性ホルモンのバランスの乱れによって、だらだらとした不正出血が断続し、出血がいつ始まるか、いつ終わるかがはっきりとしません。

  • 女性の約二割は、このような月経異常に悩んでいると推定されます。特に月経が始まったばかりで卵巣機能が未熟なことが多い10歳代と、卵巣機能が衰えてくる40歳代に多く見られます。また、そのほか、若い人では「食生活の乱れ、無理なダイエット」によるものが多く見られ、中高年では、「肥満」が原因のものが多く見られます。現代社会ではこうしたことを背景に、月経異常に悩む女性は増加傾向にあります。


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