口臭

口のにおいを一度くらい指摘されても、そう気にならないものだが、二度三度と同じことを言われると、対人関係に不安を覚えるものです。人間の顔や体形が一人ひとり違うように、口臭も人によって異なります。誰もが体臭と同様に、その人特有のにおいをもっています。


においの程度にもよりますが、自分自身の口臭は自分では気がつかないものです。例えば、にんにくを食べても本人は口臭に気がつかず、相手を不快にさせて初めて気がつく、といったことが良くあります。また一方で、実際は口臭がないのに気にし過ぎる「自臭症」の人が最近増えています。


口臭には、大きく分けて「生理的口臭」と「病的口臭」があります。


生理的口臭・・・通常、誰にでもあるもので、起床時や空腹時、緊張時などに唾液の分泌量が低下することによって起こるものです。唾液は1日1.5~2.5l分泌されています。そして、口臭の原因となる細菌、新陳代謝によってはがれた歯肉の上皮細胞を洗い流すなどの機能を果たしています。しかし、唾液の分泌には波があって、睡眠中や食後2~3時間は分泌量は減るのです。したがって、唾液による自浄作用が働きにくいので、口臭が起こりやすくなります。また、緊張したときもやはり唾液の分泌が抑えられます。大勢の人の前で話すと、緊張で口が渇いたりすることでもわかります。また、加齢によっても唾液の分泌量は落ちます。こうした生理的口臭は、食後に歯をこまめに磨いたり、磨く余裕が無いときは、うがいをしたり、空腹時にお茶を飲んだりすることで、ある程度予防できます。


病的口臭・・・体の中のいろんな病気が原因となって起こる口臭です。口の中の疾患が原因で起こるものと鼻やのど、胃などの疾患によるものに分けることができます。しかし、口臭の原因の約90%は口の中の疾患によるものといわれ、特に虫歯と歯槽膿漏が原因になるものが多いのが現状です。病的口臭は、その原因となる病気を治療すればなくなります。


口臭と漢方へ

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