肝硬変

ウイルス性の慢性肝炎やアルコール性肝障害などが進行すると、次第に肝臓の細胞が破壊されていきます。肝臓は、再生力の強い臓器ですが、肝細胞の破壊が激しく、再生力が追いつかないと、元の状態に戻すことができなくなって、肝細胞が繊維に置き換えられていきます。線維細胞が増えて、肝細胞の数が減ると、肝臓の機能は著しく低下していきます。


日本では、肝硬変の患者さんの60~70%の人は、ウイルス性の慢性肝炎から長い期間を経て、肝硬変に進行しています。残りの30~40%は、アルコール性肝障害から進行した患者さんです。ウイルス性慢性肝炎から肝硬変まで進行すると、やがて肝臓がんに進行することがあります。


例えば、C型慢性肝炎は、進行すると発症してから約20年後には肝硬変へと進行し、さらに10年ほどたつと、肝臓がんに進行することがあります。統計的には、C型慢性肝炎から進んだ肝硬変の患者さんのうち、半数以上の人が、10年後に肝臓がんまで進みます。


B型慢性肝炎は、C型慢性肝炎よりも進行は速いのですが、慢性肝炎が自然に治ることもあるので、がんに進行する率は少なくなります。しかし、B型慢性肝炎の場合も自然に治らないと、発症してから約15年後には肝硬変を経て肝臓がんに進行します。


肝臓は、予備能力の高い臓器なので、肝硬変になっても、かなり進行しないと症状は現れません。しかし、肝硬変をそのままほっておくと、肝臓がんが進むため、肝硬変と診断されたら、適切な治療を受けて、進行を遅らせることが大切です。



肝硬変と漢方へ

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