肥満症

肥満は、摂取したエネルギーが消費したエネルギーより多く、余ったエネルギーが脂肪として蓄えられるために起こります。こうした肥満の原因は、大人も子供もも同様です。ただし、肥満の判定方法は、大人と子供では、異なります。大人の場合は、身長から標準体重を求め、その標準体重より、実際の体重が20%以上上回る場合を、肥満と判定します。標準体重は、下記の計算式で求められます。(BMI方式)


大人の標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22


この計算式で算出された標準体重は、その身長にとっての「最も病気になりにくい体重」とされています。しかし、この計算式は、成長期にある子供には適当ではありません。子供の標準体重は、全国の学童・生徒の身長と体重を基にして算出されます。


肥満はその程度によって、「軽度肥満」「中等度肥満」「高度肥満」に分けられます。標準体重を20~29%上回る場合は軽度肥満、30~49%上回る場合は中等度肥満、50%以上上回る場合は、高度肥満となります。


幼児期および小学校低学年の肥満では、合併症はほとんど現れませんが、思春期の肥満では、肥満に伴うさまざまな合併症が問題になります。特に中等度以上の肥満は、注意が必要です。


具体的には、「高血圧」や「高総コレステロール血症」、「低HDLコレステロール血症」があります。高総コレステロール血症や低HDLコレステロール血症は、「動脈硬化」を促進する危険因子です。


そのほか、「肝機能障害」を起こしたり、「インスリン非依存型糖尿病」を誘発することもあります。


肥満はまた、「運動能力の低下」にもつながります。そのため、肥満している子供にとっては、他の子供のようにうまく運動できないことが、「心理的な圧迫」となる場合もあります。



肥満症と漢方へ

医薬品のご購入について